マカオB級グルメ:美丹(メイダン)
マカオのグルメといえば、最初に思い浮かんだのはポルトガル料理や広東料理でしょう。実は種類が盛りだくさんの東南アジア料理もおすすめです。今回ご紹介したいのは、インドネシア料理と軽食を扱う『美丹(メイダン)』です。
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『美丹』は複数の店舗を持ち、本格的なインドネシア料理を食べたいなら本店レストランで、食べ歩きたいならテイクアウト専門店で。地元の人に長年愛されているこの人気店で、定番メニューの伝統菓子やインドネシア風の揚げ鶏肉巻きを味わってみませんか。
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🏝️美丹/Medan
📍本店レストラン
- 柯利維喇街41號恒威大廈地下A鋪
📍テイクアウト専門店
- 板樟堂巷豪欣大廈地下C舖(セナド広場から徒歩1分)
- 群隊街6A地下A鋪
- 白朗古將軍大馬路65號宏安大廈地下LR/C
- 氹仔亞威羅街美景花園第七座美都閣地下BN舖
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💻Website:http://www.medanmacao.com/
📲Facebook:美丹印尼小食店 - 總店 Medan Indonesian Restaurant
中洋折衷の灰色レンガ邸宅・盧家屋敷
セナド広場から徒歩5分、1889年に建てられた盧家屋敷は、広東省出身の実業家・盧華紹氏の邸宅です。
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清朝時代の住宅と同じ、中庭がある2階建てで、珍しい灰色レンガが使われています。家具や置物も中国式ですが、窓、窓枠、扉、天井などは全部アールデコ調です。特に窓枠に嵌め込まれているステンドグラスが明かりをしっかり取り込みます。光が差したら赤や青色に映え、東洋風と西洋風が見事にミックスされていると感じられます。
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邸宅の入り口はやや分かりづらく、見落としがちな建物ですが、外はおでん横丁ですので、騒ぎと人混みから逃げたいならぜひ立ち寄ってみてください。
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🏘️盧家屋敷/Lou Kau Mansion
📍所在地:7 Travessa da Sé, Macau
⏰開放時間:10:00-17:30
💰入場料:無料
🔸定休日:月曜日
第29回マカオ国際花火コンテスト
「マカオ国際花火コンテスト」は、花火コンテストとしては最高レベルと広く評価されており、毎年マカオタワー前の南灣湖で9月から10月1日(国慶節)にかけて開催されます。今までに、中国、フィリピン、タイ、台湾、日本、韓国、オーストラリア、イギリス、スイス、フランス、ドイツ、ポルトガル、スペインから、100以上の国際チームがこの花火コンテストに参加しました。この時期を選んでマカオを訪れる旅行者がたくさんいます。マカオタワー付近のエリア、またはタイパ島のサイクルエリア周辺の見晴らしのいい場所から夜空を華麗に彩る花火が観賞できます。
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🎆マカオ国際花火コンテスト/Macao International Fireworks Display Contest
📅開催日:2018年9月1日、8日、15日、24日、10月1日
⏰時間:21:00、21:40
💻Website:http://fireworks.macaotourism.gov.mo/index.php?lang=en
マカオで食べ歩き:セナド広場周辺のパステイシュ・デ・シャベス
今回紹介させていただくのは、今年の7月にオープンした軽食屋「パステイシュ・デ・シャベス」です。店舗の位置はセナド広場、聖ドミニコ教会、カテドラルといったマカオ中心部の世界遺産から徒歩圏内で、観光しながらの食べ歩きに最適です。店の名前「シャベス」はポルトガル北部地方の同名の都市が起源とのこと。また、シャベスは「鍵」という意味も持つため、お店のロゴ及び店内装飾物などに鍵のモチーフがあちこち、オーナーの遊び心が詰まっています。
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「パステイシュ・デ・シャベス」では、150年以上の歴史を持つポルトガルの伝統菓子パイをメインに販売しています。パイ包みの中にはビーフ、バカリャウ(鱈の塩漬け)、チキンといったバリエーションがあります。実際に試食ところ、具の味付けは意外とマイルドで、パリパリとした食感は日本人の口にも合うと思います。それ以外にも女性に嬉しい特製餡の入ったスイーツバージョンもラインアップされていますので、マカオ観光の際に是非立ち寄ってください。
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🥧パステイシュ・デ・シャベス/Pastéis de Chaves
📍所在地:Travessa de São Domingos 5
📲Facebook:Pastéis de Chaves Macau 酥富匙千層酥皮角
マカオに隠れたオアシス・盧廉若公園(ロウリムイオック)
住宅団地の中にある静かで竹林に囲まれる公園・盧廉若(ロウリムイオック)公園は昔、豪商ロウリムイオック氏の屋敷です。今庭園や邸宅の一部は公園として無料で開放され、一部は学校となっています。
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東屋は灰色と赤の中国風がメインですが、黄色と水色のポルトガル風も混ざっています。園内に大きい池があり、6月になるとハスがいっぱい咲き誇ります。池の中に折れ曲がっている橋は、風水的に霊がまっすぐ進められないように作ったそうです。
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観光客がほとんとおらず、囲碁を楽しんだり、太極拳を踊ったり、琴を練習したりしているおばさんとおじさんがたくさんいます。地元民の憩いの場所で散歩にぴったりです。
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🏞️盧廉若公園/Lou Lim Ioc Garden
📍所在地:Estrada de Adolfo Loureiro, Macau
⏰開放時間:06:00-21:00
🔸入場料:無料
マカオご当地グルメ:アンドリューのエッグタルト
日本でも多くの店舗を持つエッグタルトの専門店『アンドリューのエッグタルト』は、マカオ地元の人に長年愛されている店でもあります。マカオ現地には、エッグタルトやパンが主に販売されている店舗のほかに、軽食を提供しているカフェも数店舗あります。
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その中で特におすすめしたいのは、コロアネ島の本店から徒歩わずか1分の『安德魯花園咖啡店(ロード ストーズ ガーデン カフェ)』です。ヨーロッパ風の建物で外の景色を眺めながら、本格的なエッグタルトを味わうのはいかがでしょうか。きっと、思い出に残る旅になるはずです。
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🥧ロード ストーズ ガーデン カフェ/安德魯花園咖啡店/LORD STOW’S GARDEN CAFÉ
📍所在地:路環屠場前地21C康靈閣地下/G/F C Houston Court 21 Largo do Matadouro, Coloane Village, Macau
💻Website:http://www.lordstow.com/
タイパビレッジ散策:蜂大咖啡(マカオ分店)
一度台北へ行ったら、おしゃれなカフェがたくさんあると思いませんか?特に賑やかな若者の街として知られる西門に、古くからある老舗の喫茶店があります。1956年創立の「蜂大咖啡」がその中の代表です。今回紹介させていただくのは、その老舗喫茶店のマカオ分店です。
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マカオの「蜂大咖啡」(音:フォンダイガーフェ)はタイパビレッジの中心部に位置し、散策途中に立ち寄る便利な立地にあります。台北店とは異なり、マカオ店はテイクアウトのみです。店内で座ってお食事はできませんが、立ったまま気軽に店主と簡単な英語でコーヒーについての会話を楽しめます。
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メニューにお菓子類は「焼きプリン」の一品のみ、その他は全て飲み物で、その中の大半はシングルオリジンとブレンドコーヒーです(アイスティーなど少しあります)。看板メニューの「冰滴咖啡」(アイスドリップコーヒー)は8時間をかけてドリップした幻の逸品とまで言われます。キレの良い強い苦味とコクのある独特な風味を持つアイスコーヒーで、特に夏になるとすぐ売り切れるほどの人気っぷり。今度マカオ旅行を計画されているコーヒーラバー、是非タイパビレッジを散策がてら立ち寄ってくださいませ。
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☕️蜂大咖啡/Fong Da Coffee
📍所在地:Largo Maia de Magalhaes, Taipa
🕰営業時間:12:00〜19:00(旧正月休)
📲Facebook:蜂大咖啡
お茶の歴史を幅広く・マカオ茶文化館🇲🇴
先週紹介したロウリムイオック庭園と隣接している茶文化館は、ポルトガル時代の洋館から改築されたため、外見はコロニアル風の黄色い建物ですが、インテリアは中国風です。
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中国茶の歴史、お茶のたて方、清朝の茶器展示、飲茶文化がわかるお茶の博物館です。17世紀ヨーロッパとの貿易が活躍し、お茶はただの飲み物ではなく、茶器と一緒に世界中に輸出され、マカオはその輸出拠点の一つとして栄えていました。
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セナド広場からバスで5分、徒歩なら途中で聖ラザロ教会や塔石広場があるので、偶々ここにたどり着いた方といい、お茶マニアといい、ぜひお見逃しなく!
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🍵澳門茶文化館 /Macau Tea Culture House
📍所在地:Estrada de Adolfo Loureiro 10, Jardim de Lou Lim Leoc, Macau
⏰開放時間:09:00-19:00
💰入場料:無料
🔸定休日:月曜日
マカオ世界遺産巡り:聖ドミニコ教会
2005年、22の歴史的建築物と8カ所の広場、合計30箇所の「マカオ歴史市街地区」がユネスコ世界遺産に登録されました。世界遺産登録されたからといって立ち入り禁止になったり、入場料が発生したりすることもなく、ほとんどの場所は自由参観が可能です。
世界遺産密度が最も高いのがセントポール天主堂跡〜セナド広場を中心としたエリアです。そのエリアの真ん中に位置する「聖ドミニコ教会」は、地元の人にはよく「玫瑰堂」(音:ムイグァイトン)と呼ばれ、1587年にドミニコ会修道士によって建てられた小さな礼拝所が起源。現在の建物は1828年に再建されたものとのこと。建物はバロック様式で建設されており、正面のクリーム色の壁と緑の窓が特徴的です。
教会の中には宝物宗教美術館が1997年より設置され、鐘楼の内部に存在します。約300点の宗教画や工芸品を収容しています。マカオ半島側の観光の際は要チェックです。
⛪️聖ドミニコ教会/St. Dominic's Church
📍所在地:Largo de São Domingos, Sé, Macau
マカオのB級グルメ:又粥又麺の特製チャーシュー麺
中国本土の料理といえば、北京料理は北京ダック、四川料理は麻婆豆腐などの看板メニューが存在しますが、中国の南に位置するマカオは、どんな料理が有名なのでしょうか?
実は、マカオはポルトガル領時代を経てバラエティ豊かなグルメを楽しめる街としての一面も持ち合わせており、アジアとヨーロッパの食文化が融合したご当地の「マカオ料理」は絶大な支持を集めています。一方で、昔ながらの伝統広東料理は地元の人に根強い人気を誇っています。
広東料理のといえば、「飲茶」と即答する人は少なくないでしょう。但し、飲茶は一人で行きづらいところもあり、1〜2人で気軽にランチを食べたい場合、「広東風麺」と「お粥」はより良い選択肢になることに間違いありません。特に広東風麺は、選べるトッピングが多く、日本でもお馴染みのワンタン以外に、牛スジの煮込みやポークチョップなど多彩な具材が揃っています。
今回紹介させていただくメニューは、昨年末にオープンした広東風麺屋「又粥又麺(音:ヤオジョクヤオミン)」の特製チャーシュー麺です。伝統的な製法を続けてきた広東麺を和え麺(広東語:撈麺/ロウミン)にし、スロークッカーでじっくり煮込んだ広東風チャーシュー、ゆで卵、水餃子がたっぷり載っています。特製チャーシューは口の中で肉がほぐれるほど柔らかいのに肉汁はしっかり閉じ込められており、ご飯に合うのは勿論のこと、意外と麺との相性も抜群でした。是非一度お試しあれ。
🍜又粥又麺/Congee & Noodle
📍所在地:澳門黑沙環中街海名居88號地下E舖
📲Facebook:又粥又麵